2009年06月22日
日本電波工業株式会社(社長 竹内 寛)は、10MHzから3GHzの周波数帯域を1Hzステップで設定が可能な信号発生器「SG010M3R0GA」を開発致しました。
本製品は、設備投資が困難な現在において、機器製造ライン・研究開発設備として設備費用を大幅に削減し、かつ超小型・軽量化により省スペース化を実現致します。
弊社が永年培った水晶技術を用いた高安定OCXO(*1)を基準信号源とし、また独自に開発したデジタルPLL方式(*2)のシンセサイザー技術を採用することで、超小型・軽量、低消費電力ながらも、信号純度の指標となる位相雑音特性(*3)は10kHz離調で-95dBc/Hzを達成しております。
本製品は次のような用途に広く貢献致します。
1) 研究開発設備
データ通信の高速化に伴う多値変調(*4)及びマルチキャリア伝送用装置(*5)でのアナログ
回路評価等
2) 通信機器製造ライン検査設備
高速・高精度デジタル通信に対応できるA/Dコンバータ、D/Aコンバータなどのサンプリング
クロック信号源等
【形名】
SG010M3R0GA
【製品仕様】
【販売開始時期】
【製品写真】
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※本内容は、発表時点のものです。
詳しい特長については、お問い合わせ下さい。
■ 本件問い合わせ先 ■
日本電波工業株式会社 営業CS推進部
東京都渋谷区笹塚1-50-1 笹塚NAビル
TEL : 03-5453-6751 FAX : 03-5453-6756
E-Mail :
【用語解説】
(*1) OCXO
恒温槽を使用して水晶振動子の周囲温度を一定に保つことにより、温度特性が高安定な水晶発振器
(*2) デジタルPLL方式
無線通信回路における周波数シンセサイザーで主に使用されるPLL回路(Phase Locked Loop : 位相同期回路)技術にデジタル信号処理技術を応用した方式。位相誤差検出、およびフィードバック制御による位相同期をデジタル信号処理で行うものであり、発振回路のみならず将来的にはシステムLSI内部のデジタル・クロック生成回路などへの応用が期待される方式。
(*3) 位相雑音特性
発振器の出力周波数近傍での不要な雑音エネルギーを位相雑音と呼び、位相雑音は周波数領域における中心周波数(キャリア出力)から一定の周波数がオフセットされた点で、1Hzの帯域内に含まれるキャリア出力に対するノイズ出力の比であり、単位としては”dBc/Hz”で表記されます。
(*4) 多値変調
無線通信などで使われるデジタル変調技術の分野で、ひとつの伝送信号(単位としてシンボルと呼ぶ)に複数のビット列を載せて通信するものを言い、ビット数を増やすことで同じ伝送帯域幅でより多くの情報を一度に伝送することができます。代表的な多値変調技術には、QAM(Quadrature Amplitude
Modulation)などがあります。
(*5) マルチキャリア伝送
情報をいくつかの低レートのキャリアに分割して伝送する方式であり、多重反射があるような伝搬路の伝送に非常に強い耐性をもちます。特に各キャリアが互いに直交するように選んだものを直交マルチキャリア変調方式と呼び、信号を一括して効率よく伝送する地上デジタル放送等に用いられています。
以上