私たちの住んでいる地球の中には、巻貝やアサガオのツル、髪の毛のつむじなど、
たくさんの右巻き・左巻きのものが存在します。
実は、水晶にも右巻きのもの(右水晶)と左巻きのもの(左水晶)があることを知っていますか?

水晶の光軸がちょうど光の通過方向と一致したときに、
不思議な虹の渦巻き(エアリースパイラル)が見えます。

地球上の天然水晶では、右水晶と左水晶の割合は、
ほぼ「50:50」であると言われています。
一方、工業的に利用されている人工水晶はほとんどが右水晶です。
右水晶と左水晶では、切断加工するときの切断方位が
逆向きになっているので、切断方位を間違えて加工してしまうと、
水晶振動子の温度特性が変わってしまうため、右水晶に統一して製造しています。

右水晶と左水晶が重なっている「双晶」と呼ばれる珍しいものもあります。
宝石としては珍重されているようですが、混在した状態で水晶片として切断加工した場合、
水晶デバイスの材料としては使いものになりません。


| 水晶の世界 トップ | 水晶とは | 天然水晶の産出国 | 天然水晶の産出方法 | 人工水晶 | 水晶の不思議 | 色のついた水晶 | 圧電素子としての水晶の優れた特性 |
| 電気的特性の発見 | 水晶の持つ光学的特性 | 水晶デバイスの誕生 | 水晶振動子と水晶発振器 | 水晶デバイスの役割 | 水晶デバイスが活躍するフィールド |