サイト内検索
キーワードを入力してください。
サイト内検索
キーワードを入力してください。
会社情報
サステナビリティ
トップメッセージ

代表取締役
執行役員社長
加藤 啓美
当社は現在、長期経営戦略「Vision2030」の達成に向けて歩みを進めています。この戦略では、「周波数でデジタル社会の未来を創る」を当社の存在理由・近い将来の姿として掲げ、2030年度に売上高1,000億円、営業利益率20%という経営目標を設定しています。この目標の実現に向けて、2025年度からスタートした中期3か年計画(第3次中期経営計画)では、3年間累計で200億円の設備投資を計画しており、SAPを基盤としたDX推進、工場のSmart-Factory化、新事業の創出など、業務の再構築を進めています。2025年度はその初年度として、まさに当社にとって「勝負の年」と位置づけています。
当社はこれまで、周波数の安定的な創出のために「水晶」という素材を通じて、時計から医療まで、時代のニーズに応える製品を提供し、成長を遂げてきました。しかし、社会は常に変化し、新しい技術が次々と生まれる中、事業環境は急速に変化しています。持続的な成長を続けるためには、社会ニーズの変化に合わせて、事業ポートフォリオを柔軟に変革していく必要があります。
最近の業界動向を俯瞰すると、車載・移動体通信市場の変容や新興勢力の台頭など、当社を取り巻く競争環境は大きく変化しています。既存市場と成長市場の両面で、戦略の見直しと対応力の強化が求められている状況です。こうした認識のもと、景気変動の影響を受けにくい盤石な経営体制の確立を目指し、「Five Pillars + One」という事業構想を策定しました。この構想では、既存の収益事業である「車載」「移動体通信」領域に加え、第3、第4、第5の柱として「産業機器(AI関連等)」「特機(防衛・宇宙)」「光学製品」の育成を進め、成長を続けるソリューションプロバイダーとしての地位確立を目指しています。
Vision2030の実現に向けて着実に歩みを進める一方で、2030年の先の未来に向けて、当社が進むべき針路を明確にする必要性も強く感じていました。そこで、当社の核となる強みは何か、社会に存在し続ける価値とは何かについて、未来を担う世代と共に議論を重ねました。
その結果、当社は創業以来、「波動」技術を追求する会社であることを再認識するに至りました。これまで培ってきた波動技術を高品質な「水晶」に適用することで、多くの製品を提供し、社会に貢献してきました。この認識に基づき、当社は企業理念を「波動で未来を科学する」と改め、2025年9月に公表いたしました。
今後も素材・加工・設計の各技術力と製造能力に一層磨きをかけ、波動をベースとしたソリューションを提供することで、快適で安心・安全な未来社会の実現に貢献してまいります。
代表取締役 執行役員社長 加藤 啓美
