放送/映画用カメラ
カメラの擬似信号除去用の空間周波数低域フィルタとして使用されています。
使用される光学製品
水晶
ニオブ酸リチウム
使用例
同等の分離幅でもニオブ酸リチウムの方が薄くする事が可能
光学製品の役割
実際に存在しない模様(モアレ*1)や色(偽色*2)の発生を低減させ、高画質化を実現。
特に放送用・映画用ローパスフィルタは、多点分離設計とすることで、動画などの擬似信号を効果的に除去します。
又、低反射コーティング技術等と組み合わせることで、疑似信号による画像不具合に加えて、多重反射によるゴースト・フレアなども効果的に除去することが可能です。
*1 モアレ=イメージセンサー(映像素子)の画素ピッチよりも小さな模様が写ると発生する幾何学模様。
*2 偽色=被写体に無い色(虹色など)が写る現象。
疑似信号除去例
光学ローパスフィルタなし
(全体に色モアレを起こしている)
光学ローパスフィルタあり
(色モアレが除去される)