オプティカルローパス
フィルタ
■オプティカルローパスフィルタ
入射した光線を常光線と異常光線に分ける素子で擬似信号の除去を目的とした光学フィルタです。
■分離幅
オプティカルローパスフィルタを光が通過することによって生じた常光線と異常光線の分離した距離でオプティカルローパスフィルタの厚さに比例します。
■擬似信号
固体撮像素子によって生じるもので、水平線がギザギザに見えたり、白黒の格子縞に色がつく現象です。
■分光特性
光の波長に対する透過率を表す特性です。オプティカルローパスフィルタでは近赤外域の光をカットする必 要があり、コーティングやガラスを用います。
λ/4波長板、λ/2波長板
■水晶波長板
水晶の複屈折性による常光線と異常光線との速度差を利用し、両光線間に位相差を作り出すための素子です。この特性を利用し、λ/4波長板は直線偏光を円偏光に、λ/2 波長板は偏光面が90°回転した直線偏光に変換します。
■波面収差
Zygo社の位相干渉システムにおいて測定波面の最も進んでいる点と、遅れている点の差(Peak to Valley)を設計波長の単位として表わしたものです。
P−V=(位相角 max − 位相角 min)
■消光比
波長板の位相制度を表わす数値を言い、消光比V(%)と位相差I`〔deg〕との換算式は、次のようになります。