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AIデータセンター向け差動出力水晶発振器 625MHz対応品サンプル提供のお知らせ
-世界最高レベル(※1)の高精度・低位相ジッタ・小型化を実現した次世代高速通信対応の基準クロック源-
日本電波工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 執行役員社長:加藤啓美)は、AIデータセンター向け光トランシーバー(800Gbps/1.6Tbps)に対応した、基本波・高周波(156~625MHz)の差動出力水晶発振器を開発しました。
本製品は、高精度・低位相ジッタ・小型化を実現しており、このたび625MHz対応品のサンプル提供を開始しますので、お知らせいたします。

製品特長
用途・市場
サンプル時期
近年、データセンターをはじめとするデータサーバーの高速化・大容量化が進んでいます。特に、生成AIや機械学習を中心としたアプリケーションの台頭に伴い、通信トラフィックが急増しており、高速・大容量通信へのニーズが高まっています。このような背景から、データセンター内で使用される光トランシーバーは、800Gbpsから1.6Tbpsへと高速規格への移行が進んでおり、高速伝送を支える基準クロック源として水晶デバイスの需要は今後も拡大すると見込まれています。
一方で、光トランシーバーの小型化・高速化が進むにつれ、部品点数の増加や基板サイズの縮小が進み、表面実装部品はより小型で高性能な製品が求められています。また、高速・大容量データを扱うことでトランシーバー内部の温度が上昇し、高温環境下でも安定して動作する高信頼性な製品のニーズが高まっています。さらに、高速データ通信の品質を確保するためには、高周波かつ低位相ジッタ(※2)に対応した基準クロック源が必要不可欠です。特に40km以上の長距離伝送では、±20×10⁻⁶以下という厳しい周波数許容偏差が求められます。
こうした課題に対応するため、当社は高温+105℃に対応し、世界最高レベル(※1)の高周波・高精度・低位相ジッタ性能を実現した2.0×1.6mmサイズおよび2.5×2.0mmサイズの差動出力発振器を開発しました。本製品は、次世代データセンター向けの光トランシーバー(800Gbps/1.6Tbps)で使われている基本波・高周波(156~625MHz)をターゲットに開発しており、このたび625MHz対応品のサンプル対応を、2026年3月に開始します。
また、本製品は車載用途にも対応可能です。車内ネットワークの高速化に伴い、高周波・高精度でノイズ耐性に優れた発振源として、車載分野においても幅広くご活用いただけます。
当社は、これからもさらなる小型化・高周波化・低ノイズ化を実現した製品ラインナップを揃え、水晶デバイスビジネスを通して、安心・安全・快適な社会の実現に貢献してまいります。
(※1) 2025年12月時点当社調べ
(※2) デジタル信号を伝送するときに波形に生じる時間軸のずれや揺らぎ
製品仕様
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サイズ |
2.0×1.6×0.66 mm 2.5×2.0×0.74 mm |
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製品形名 |
NP2016SAE NP2520SAE |
NP2016SBE NP2520SBE |
NP2016SFE NP2520SFE |
NP2016SGE NP2520SGE |
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出力対応 |
LVPECL |
LVDS |
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公称周波数範囲 |
156MHz~625MHz (標準周波数:156.25MHz、312.5MHz、625MHz) |
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動作温度範囲 |
-40℃ ~ +105℃ |
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総合周波数許容偏差 |
Max.±20×10-6 |
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出力電圧 |
VOH : Min.VCC-1.1V VOL : Max.VCC-1.5V |
VOD : 250~450mV |
VOD : 300~600mV |
VOD : 400~800mV |
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位相ジッタ (625MHz、3.3V) |
Typ.18fs |
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電源電圧[VCC] |
+2.5V/+3.3V |
+1.8V +2.5V/+3.3V |
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お問い合わせ先
製品に関するお問い合わせ Tel : 03-5453-6723
その他のお問い合わせ Tel : 03-5453-6702
E-Mail:newsrelease@ndk.com