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    ~125℃の高温環境でも±280ppbを実現 高温化する5G基地局・AIサーバの信頼性向上に貢献~

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2026.02.17
水晶発振器

世界初 1.6×1.2mm、Stratum 3 準拠の高安定TCXO「NT1612SHC」開発のお知らせ
~125℃の高温環境でも±280ppbを実現 高温化する5G基地局・AIサーバの信頼性向上に貢献~

日本電波工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役執行役員社長:加藤啓美)は、システムの消費電力増加に伴う高発熱化が進むAIデータセンター機器および5G基地局向けに、世界最小クラス※1となる1.6×1.2mmサイズでStratum 3準拠の高安定TCXONT1612SHC」を新たに開発しました。

本製品は、-20℃〜+125℃の広温度範囲で±280ppbという高い周波数安定性を実現し、従来の小型TCXOでは対応が難しかった"高温環境での高精度"という課題を解決します。

(※1) 20262月当社調べ


nt1612shc.jpg


製品特長

・周波数温度特性:±280 ppb
・広温度範囲対応:-20~+125 ℃
・低消費電流:Typ. 2.3 mA(f0=52 MHz)
・超小型サイズ:1.6×1.2×0.45 mm
・Stratum 3 準拠の高安定TCXO

用途・市場

・AI サーバ、データセンター機器
・5G Radio Unit / 通信モジュール
・Stratum 3

サンプル・量産時期

・サンプル:対応中 
・量産時期:2027年1月予定


5G 通信の普及やデータセンターの高度化により、クロックシステムには高精度な時刻同期と高い信頼性が求められています。基地局やネットワーク機器では、温度変動による周波数ドリフトが通信品質に影響するため、広い温度範囲で安定した基準クロックが不可欠です。さらに、AI 処理の増加によりデータセンター内部の発熱は年々大きくなっており、高温環境でも周波数精度を維持できる発振器の重要性が高まっています。こうした背景から、高温環境での安定性・高精度・小型化を同時に満たす発振器への要求が急速に高まっています。


本製品の技術的優位性

本製品「NT1612SHC」は、従来の技術では両立が極めて困難だった「125℃という高温環境下における高い周波数安定性」と「1.6×1.2mmという TCXO 世界最小クラスの小型パッケージ」を同時に実現しました。

高温対応と小型化は相反する要件であり、これを克服することは高い技術的ハードルとされてきました。本製品はその課題を解決し、125℃環境下で ±280 ppb という Stratum 3 クラスの精度を達成することで、高精度クロックを必要とする機器のさらなる小型化と設計自由度の向上に貢献します。

この性能を支えるのが、当社独自のフォトリソグラフィーによる高精度加工技術を採用した水晶ブランクです。本技術の採用により水晶振動子の形状精度と加工再現性を高め、個体差に起因する周波数のばらつきを低減させ、特性の均一性を確保します。また、当社独自の温度補償技術と高信頼性プロセスを加えることで、高温環境下においても高安定な周波数を実現させています。

これにより、クロックシンセサイザの出力精度やジッタ特性の安定化に寄与します。

通信モジュール、データセンター機器、温度変動の大きい環境でも、安定したクロック供給を可能にします。


電気的特性データ

■温度特性(Frequency / Temperature Characteristics)

figure01_frequency-temperature-characteristics.jpg


製品特性

製品形名

NT1612SHC

製品サイズ

1.6×1.2×0.45 mm

公称周波数範囲

10~76.8 MHz

標準周波数

48, 50, 52 MHz

出力波形

Clipped Sine

消費電流

Typ. 2.3 mA(f0=52 MHz

動作温度範囲

-20~+125

周波数温度特性

±280 ppb


お問い合わせ先

製品サンプルをご希望の方はこちら

製品に関するお問い合わせ Tel : 03-5453-6723

その他のお問い合わせ Tel : 03-5453-6702

E-Mail:newsrelease@ndk.com

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