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発振回路評価方法
温度特性(2)―ドライブレベル―
今回は、ドライブレベルの温度特性について、お伝えいたします。
ドライブレベルはドライブレベル(1)でお伝えしたように以下の計算式により算出されるので、ドライブレベルの温度特性はRL及びiの温度特性で決まります。
DL (μW) = RL (Ω) × i2 (mA)
DL:ドライブレベル
RL:水晶振動子の負荷時等価抵抗
i:水晶振動子に流れる電流値(実効値)
1.『RL:水晶振動子の負荷時等価抵抗』の温度特性
仕様書で規定されている動作可能温度範囲において、RLはほとんど変わりません。
2.『i:水晶振動子に流れる電流値(実効値)』の温度特性
回路基板自体の抵抗温度係数によりiは微増/微減しますが、ほとんど変わらないことが一般です。
以上により、「ドライブレベルは温度が変化してもほとんど変わらない」ということになります。